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杢創舎日記
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2021.03.12 11:58
南部赤松伐採地確認
昨日は、盛岡市米内の中津川上流の山に赴き、今年購入する赤松の伐採地を見学させて頂きました。盛岡藩家老の雑記からも、盛岡の街は長年大雨による水害に苦しんできた記録が残ります。近代になると、重機が活躍して、川底を掘り込んで改良したり、コンクリートブロックを積み上げる護岸工事で対処療法をしていますが、大正時代には、この地を購入して山に木を植えて整備する事で水害の原因を解消してきた先人の鋭い慧眼があって、正に正鵠を得る取り組みだった証が、今現在盛岡の街は水害から守られています。その木が90年育ち私たちの目の前に積み上げられているのです。この90年盛岡の街を守り、空気を造提供してくれた材でお客様の住まいをを建てさせて頂く事になりますから、心を込めて大切に扱わせて頂きたいと思います。
雪解け水が凄い勢いなので、ここを車で渡って伐採地に向かいました。
伐採地は驚くほど物凄く急峻な所でした。
説明を受けているところです。スタッフの面々にもこうして直接伐採地を見学させて、空気感を感じてもらう事は大切な事だと思います。
この曲がりが駄目だと思って2mに切ろうとしていたそうです。我々の様に太鼓梁で使うものとしては、この位なら真直ぐに見えますから短く切らなくても大丈夫です。できるだけ育った姿のままに生かして扱わせて頂きたいものです。これが、我々が山に向かい山の人と話をする良さです。
数十年後のここの杉は相当立派なものになっていそうですね。
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