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2024.12.04 11:40

太鼓梁の番付け

冬越しで現場は休む予定の北上の新築現場の構造材として使用する南部赤松の太鼓梁を修正惹きして並べて使用場所を県津市ながら番付け作業を車椅子大工と今年入社の新人設計担当が二人で取り組んでいました。修正挽とは自然乾燥した針材のゆがみや反りを見て4寸幅の使用寸法に製材しなおすことです。太鼓梁なので、巾のみの修正で梁成を製材して四角くすることはありません。木が育ちながら曲がり風雪に耐えた強さはそのままに残して室内に表しとさせていただく為に材の寸法を見ながら配置場所のイロハ一二三の符号を書き込む番付けは大工の伝統の技の基本です。普段大きな材を持つ事のない設計担当新人はとても重そうでしたが、相対して車椅子に乗りながら同様に太鼓梁をひっくり返す車椅子大工だって同じ重さを軽々と扱います。