この時期は山菜三昧の山の幸を味わえる楽しい季節です。そこで、昨日は好摩の竈でお湯を沸かして、いただいたワラビの灰汁抜きをしました。その作業経過を楽しく眺めて写真を写したので、今日はそうした話題とさせて頂きたいと思います。
まずは水洗い、結構な量なので、自宅ではなくここだから遠慮なく出来るものですね。
竈に火を入れて寸胴目一杯に入れた水を沸かしてお湯を造ります。竈は、大改修現場の古民家で、捨てるとお聞きして頂いてきました。誰もが、運べないだろう無理だろうと思った代物ですが、そっくり外して丁寧に運びました。
準備した灰は、石窯でピザを焼いた時の楢薪の灰なので、綺麗です。
笊で水切り、竹編みの笊も使うと便利です。
水分を良く拭き取ります。餅つきの臼も使い様で便利です。手拭いもそうです。
灰をまぶして
良く手もみします。
大鍋に並べます。この大鍋も解体現場での拾い物ですが、便利です。
大量に並びました。
蕨を灰でまぶす作業をしているうちにお湯が沸きました。
お湯をかけて、灰汁になりました。
蓋をして、一晩寝かせます。
今朝蓋を開けると、真っ黒でした。蕨の灰汁抜き効果だと思います。兎に角手が掛かりますが、竈・笊・臼・大鍋と昔の道具は本当に役立ちます。家の台所脇に土間があるとか、水道のある軒先とか便利で楽しいと私は思います。そこに古いシンクなど置いたら更にまた嬉しくなりますね。