大量の木材の中で刻んでいる姿が当社の刻みの常です。伝統の技のみではなく、自然の山の木に触れているのも日本の伝統、木の文化を守る基礎となるのだと思います。
春入社して、大きな材料の刻みをするうちに、体格が良くなってきましたね♪
2年間刻み続けてきた先輩大工の手付きは、丁寧さも速度も上達しているので、働いた証は、間違いなくこうして現実に現れるもんですね♪
車庫用の梁材を一生懸命に皮むきしていました。もとは14mの超長材でしたが、7m2本に切って運んできた赤松です。それでもやはり長くて大きくて凄いことになりそうです。今年の春新卒入社の二名もまさかこれをこのまま刻んで使うとは驚いたことでしょう!
刻み場に運び込むと、青空の下で見た時よりはるか遥かに大きく太く感じます。元はさっきの1本と繋がっていたので、真っすぐな良材だったに違いありません!ここに運び込む技も凄みがありまして、見ていて惚れ惚れするフォークリフトさばきでありました。
単純に皮を剥いて運び込めば終わりではありません、ここからが勝負ですね。さて、どうしようとみんなで集まり検討会しました。「陸前高田の解体の際に見た重ホゾで頑丈にしようよ」「鉞で殴り込んで張りの体を作ろう!」と私は云うだけ云って、とにかく大工さんにお任せです♪
柱材をモルダーで鉋掛けしているメンバーです。製材所さんに押し付けられたと悪口を以前書いてしまいましたが、四面一気に鉋を掛けられるので、とても役立ち、大工メンバーも喜んでくれています。
※明日は、留守にするので、現場便りを夕刻、明日の分も更新させていただきました。