上田の大改修現場を覗くと、昨日の日記の「古寺書解体」に出てくるような木組みの素晴らしさに出会います。本工事は屋根の雨漏り修繕の為の吹き替えと柱が腐食した構造部の補強修繕に加えての断熱改修なのですが、新築時から100年が経過して初の大改修再生工事となります。この先また100年後の築200年が経過した時代にまた新たなる改修工事が行われても、この写真の部分はきっと後世でも驚きと勉強になる筈です。

　上田の大改修現場では屋根工事と並行して、内部の梁の汚れ落としを行っています。

　上田の大改修現場の連休前の工事風景です。

　今日の上田の構造補強現場です。

　↑槍鉋仕上げの杉大黒柱です。

　↑尺幅の担ぎに6ｍの長く大きな赤松が乗っかりました。

上田の大改修現場では構造補強が進んでいます。
ただいま、一番のメインになる構造工事、大黒柱廻りの工事中です。
現場で実際の寸法をあたりながら、高橋大工が墨付けをし刻み加工をしています。
今週末あたりから赤松の６ｍの太鼓梁や8寸角の綺麗な赤身の杉大黒柱、1尺クラスの赤松の丸太梁等が豪快に組まれていきます。見どころですね。

　大改修現場も同様で昨日に引き続きの進捗風景です。

　上田の大改修工事の構造補強の風景です。でもまだまだ補強工事が進む予定です。

　構造補強が進む大改修現場です。

　昨日から構造補強で梁を入れ込んでいる大改修現場でした。





　足場造りも大切な仕事です。新旧の梁が混在するこの姿は、大工という職業の素晴らしさがあってのものなのです。人手不足の世の中ですが、職人を大切にしなかった日本人が招いた汚点なのではないでしょうか？今回のこの現場のメンバーは中堅の大工たちです。私と打ち合わせしながら構造の要点を抑えて、自らの工夫で考えながら工事を進めてくれていました。職人を大切にするには、活躍できる現場や木材が必要だと私は思います。

　大改修現場で構造補強が必要な理由が分かる写真の数々です。








　次に、構造補強が始まった写真です。



　これは何だろう？座敷童かも・・・？