2017年06月
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2017.06.17 11:11

玉里の大改修

玉里の大改修工事が完了いたします。



玄関風除室です。



畳の敷き込みも完了しました。



畳が入っていよいよ完成です。



建具の枚数も畳の枚数も合わせて100枚超えの、ものすごい量です。



玉里の大改修現場が完成いたしました。



造り付けの流し台です。花巻市大通りの新郁工事では、キッチンメーカーが5000万見積もりとの豪華な大理石流し台を300万で作りあげましたが、やはりこうして、無垢材で手ごろ価格に仕上げるのが杢創舎の造り付け流し台なのかもしれません。キッチンメーカーになれるかも?の杢創舎です。



テーブルのみならず、ここにはアユのサプライズが彫り込まれていました!



お屋敷手前の澤に鮎の魚影を見つけて、ここなら鮎を彫り込もうとの意気込みだったそうです。左官に負けまいとの職人魂を発揮した当方の家具職人であります。建具も塗装も大工もみんな頑張りました。むろん我々設計と監督も同様です。夕日のサプライズが心残りなので、明日から取り組みます♪



大改修で完成したリビングダイニングです。



大改修で完成した流し台です。北側採光は強烈な暑さが入らず、年中この明るさです。食べ物を扱う場所としては優れています。



完成した、多目的室の洗面化粧台です。



この大きな一枚板のカウンターは豪華です。壁は波板壁として、大きな鏡を取り付けるなど、細やかなご要望にお応えいたします。



古い取り置き建具の再利用が楽しいですね。



内記と安保の見習大工が二人で頑張った下足収納も使いやすくこの場にいい感じで収まっています。安保が、初めて見る現場に驚いて感動していたことが思い出されます。それと、ここに椅子を置いて腰掛けて作業を見てくれていたおじいさんの姿も思い出してしまいます。4月1日のあの日の夕焼けが常に思い出されてなりません。



納品待ちの栗材の椅子です。



施主様よりご支給いただいた栗柱の残りを挽き割って、部材を造り作り組み上げました。材料を無駄にせず良かったと思いますが、他にもまだまだ材料が残っているので悩んでいます・・・



仕上げはウレタンなどの揮発性の塗料ではありません。桐油など自然素材オイルでの仕上げです。塗装の安藤多能工の技能は、個人的にですが、国宝級だと私は思います。



下の文章の続きになりますが、愛嬌を振りまく瀬川多能工です。こうして、安藤親方と一緒に働きながら技術を身に付けて未来を担ってくれると信じています。



大工さんが薪ストーブを調整してくれています!職人は魂の世界ですが、多能工は心の優しさの世界観があります。



薪ストーブはイエルカです。施主様が大改装の前から購入されていました。当方は設置と煙突工事をお請けさせていただきました。



玄関先に立ってこうしてお話いただきながらの工事でした。本当に長期間お世話になりました。



正面玄関を入ると、この風除室がお出迎えしてくれます。



本日29枚目の更新です。藤原工事部長が折角届けてくれた工事写真なので、一気に更新してしまいました。都合上、下から順に書いているので、説明が順不同に感じられるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。打ち合わせの時から工事中もとてもなかよくしてくれた人気者の猫ちゃんです。ありがとうね!