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杢創舎日記
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2022.03.07 13:21
古民具再生
当社作業場内では、古民具の修理再生が日々行われています。
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2022.03.07 12:42
岩泉フェア
先週の土曜日は、盛岡駅で開催されていた岩泉フェアに行って来ました。懐かしい故郷の風に触れた気分でした。そして、必ず来るのが春のドカ雪です。これが来ると、いよいよ本格的な春の到来となるに違いありません。
スタッフさんの中に、同級生が二人居ました。
人気の志たあめやの「たぬきさん」200個一気に完売したそうです。
たぬきさんケーキ買えなかったので、ドラヤキに狸変化デス。
周囲は雪解け間近かです。
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2022.03.05 13:25
端材利用
新築及び改修工事で天井や壁に張り込んでいる杉板は羽目板と呼ばれるものですが、働き長さが1.8mなので、場所によっては短く切り揃えるケースが多くあります。時には20㎝30㎝の切り捨て材が発生しますが、無節の綺麗な材がゴミ袋に詰め込まれて戻ります。捨てるのがもったいなくて取り置き、写真の様な杉の木の箱を造ってみました。その中には、青森ヒバの良い香りのする端材を入れてあるので、スライド蓋をスライドさせて開いて香りを嗅ぐと、癒されます。そんな魔法の箱を創作してみました。木のお店でお安く販売しています。如何でしょうか?
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2022.03.05 09:46
蔵改修工事の続き
昨日の続きで、蔵の1階の荷物を片して床を取り外すと見事な栗の土台が見えて来ました。その写真と2階の小屋梁の写真も追加でご紹介させて頂きます。技術もさることながら、この木使いの知識はいったいどこから来たものかと畏れおおく畏みを申し上げたく感じます。100年前には現実にこの辺にあった技には間違いありません。エジプトのピラミッドも現実に存在するのだから昔の人が造ったことは事実でもどうやって造り上げたのかが分からないのです。同じくこの木組みの知識が何処から来たか分からないながらも、我々はこれをお手本として同じように造り上げる事は出来ます。多分昔から1000年2000年と真似をし続けて来たから技術が継承されてきたのだと感じます。それ故に、大工が無垢の木を手刻みで家を建て続ける歴史的価値を私は思います。
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2022.03.04 11:54
蔵改修工事
盛岡市内中央通りにある蔵を改修して書庫を造る工事をさせていただいています。2階の床に敷き込まれたゴザを取り外すと昭和初期の新聞が出てきました。
また、床板を取り外すと見事な土台に驚き、小屋梁の下棚を外すとこれまた見事にカーブする梁が現れて、当時の技術に惚れ惚れして、驚嘆する事ばかりです。
↑床に敷き込まれたこのゴザを剥がすと昭和初期の岩手日報が出てきました。
戦争に突入しそうな雰囲気の内容もあって、ウクライナの現状とダブります。戦争!反対ましてや、原発攻撃などとんでもないです。世界の平和を祈ります。
↑吊り棚が付いていて余すことなく収納されていました。↓その吊り棚を外すとこの曲がり梁が出てきました。
当社もこの技術を模倣させていただきます。
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2022.03.03 14:36
陽光燃え上がる夕刻の空
昨日の帰り道、渋民門前寺方面を走ると西の方角には夕刻の陽光が放射状に燃え上がって見えました。そして今朝の吹雪には春は名のみの格言そのものを感じます。朝と夕のこの違いは季節感そのものですが、春を待ちわび、春を呼ぶ渡り鳥の隊列にその情景を背負わせている気にもなります。
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2022.03.02 12:52
古材丸太
古材丸太を磨き墨付けも完了しました。赤丸丸太の皮剥きも進んでいます。
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2022.03.02 12:17
木の芽お起こしの雨
弥生三月となり、昨日の雨は木の芽起こしと云われるそうですね。車中眺める景色も早春を感じさせてくれます。
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2022.03.01 10:53
チョンナ立
先週の25日金曜日北上の新築工事の木材の清めとチョウナ立の式典をさせて頂きました。この地方の大工は少し訛ってチョンナ立てと云いますが、住まいに使用する構造材をお神酒と塩で清めた後初の刃物入を行う儀式です。木を伐り倒すときに、知らず知らずに周囲の小さな生き物の住処を壊し命を頂いてしまう事、生業とする樵の人達はこの木がどこで使われるのかは分からず知らずなので、どの様な思いが籠っての木切りかは知る由もありませんので、木材を清めながら木の由緒を説明して生きとし生けるもの大自然への感謝を施主施工者共に捧げます。そして、白紙の様に綺麗になったところで、建て主さんと大工が共に初の刃物入れを行います。これより後は、刻む大工の気持ちはお施主様の為、良い建物を造り上げようとの気持ちのみが籠るのです。そうした儀式を執り行わせて頂きました。出所の分かる地場材を手刻みで行うからこそ成せる式典です。
まずは大工がお手本でチョウナを入れ、引き続き建て主さんご家族にナグリ込んでいただきました。お子さんも上手に出来ましたね。
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2022.02.28 15:48
土浦市での仕事の続き
茨城県土浦市での仕事は、庭木の伐採のみならず、伐採後の目隠しラチスパネルの取付、トイレの床張りにドアレバーハンドルの調整などでした。最近は上吊レール金具を利用した引き戸の多い当社ではドアのレバーハンドルを扱う事は殆ど無くなりましたから、大工は久し振りに30年前の感覚を取り戻しながら直してくれていました。今回の様な便利屋的な何でも仕事が出来るのは誇りですね。
便座の曲線に合わせて床板を鉋で削り込んでいるところです。
栗無垢床のトイレを見て温泉旅館みたいとご家族に喜んでいただきました。
もとからの金具の取り付け方に間違いがあってネジが緩んでいました。築30年後の衝撃ですね。
苦戦しましたが、この後何とか無事直してお客様手配のホテルに向かいました。半日で完了出来て良かったです。
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2022.02.28 12:00
古民家改修in岩泉
屋根をブルーシートで包み込んで冬越養生しておりましたが、春が近づくと強風が吹く地域なので、シートが剥がれて来たとのご連絡を受けて急ぎ直しに行って来ました。好摩野作業場では屋根の木組み材の刻みが進んでいます。
↑↓剥がれたシートの状況です
↑↓直したシートです
ロープもガッチリかけました。なんとか3月中持ってくれればと祈ります。
4月から工事に乗り込み予定です。
手刻みがどんどんと進んでいます。
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2022.02.28 10:16
土浦市で一仕事
先週土曜日26日は朝6時出発で土浦市へ仕事で行って来ました。庭木の伐採他色々なことして来ましたが、地域に何でも出来る職人が少なくなって来た昨今はこうした事もご依頼有ればさせて頂く機会が増えるのかもしれませんね。出発の朝は、久し振りの岩山方面から昇朝日を眺める気持ち良いスタートでした。お昼には無事到着しました。
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2022.02.26 10:15
雪どけ
朝からすでに雪どけの音がする好摩です。昨日までのキリっとした空気は大分和らいだ気がします。厚い雲と青空、雪も時々ちらつきますが、今日は青空が勝つでしょうか?暖かさにつられて、野山も街も人も淡く色づいてきそうです。(栗城)
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2022.02.25 12:46
車椅子大工の一人墨付け
車椅子大工が一人黙々と墨付けしているところを見に行くと、柱の移動を一人でテコの原理を利用して車椅子に乗りながらこなしていました。もう少し良い瞬間で写したかったところではありますが、作業が手早くて遅れを取った写真です。
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2022.02.24 12:59
雲
霞始めてたなびくと云われる雨水を迎えました。空を見上げると雲の動きに目を見張る此の頃です。良く考えると雪も雲も液体の水が固定化したものです。本質は雨水であり、性質は流動し方円の器に丸く収まる例え通りに自由自在に変化適応してもいます。刻々と流れる様に形が変わる雲を眺め写真を写してみましたが、そこに太陽の日差しがあるだけで、大きく印象も変化すると感じました。
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2022.02.24 09:57
古材再生修繕作業
先週の作業場では、古材の再生修繕作業が多く見られました。それと共に丸太の皮剥きも順調に進んでいました。
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2022.02.23 10:27
晩冬の朝夕
まだ早春の言葉が似付かない晩冬の風景は朝と夕で表情に差が出てきました。
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2022.02.23 09:57
道の駅平泉
昨日は一関での打ち合わせの帰り道で、新しく出来た平泉の道の駅に寄ってみました。道中の看板が流石景観地区でカラー統一されていました。木の道の駅は素敵です。渋民の道の駅も地元の木を生かした建物にして貰えると嬉しいですよね。
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2022.02.22 14:22
太鼓梁
車椅子大工の墨付けが進み、これからは太鼓梁への墨付けに取り掛かる事になります。その太鼓梁はとても良く綺麗にカーブしたものから強くゴロンと盛り上がる材からと様々です。これらもこの姿のままに扱う事になります。木が生き物として自然の中で育った姿形をひたすら四角に整形しているのが現代の効率技術となります。しかし、人が自然の中に暮らし衣食住を満たしながらの地球との共存技術は長期に渡る人々の伝承からなるものです。それを今、この車椅子に乗る若き大工が受け継ぎ、この家に住む人の御為に技術を傾注しようとしております。
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2022.02.21 11:11
雨水過ぎれば兆し満る
暦上では雨水を過ぎて草木萌え動くとされます。確かにそうした兆しを感じる瞬間も出てきましたが、三寒四温春遠からじとも謳って来たのが日本人の感性です。でも、この春を待ちわびる季節の合間を感じるのも嬉しいものです。ただ、戦争だけは回避して欲しいと平和を願い大人の融和を待ちわびてもしまいます。雪解けの季節に合わせて人の心も優しく解け行く事をと祈ります。
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© 2016 杢創舎 2007.07.11~
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